何も出来ない日。

朝の10時半、目を覚まして気がついた。

「あ、だめな日だ」

体に力が入らない。体が重い。起き上がれない。

そして夕方の5時半までずっとベッドに居続けた。トイレに行けなかった。ご飯を食べに行く気力が無かった。

まるでベッドに体が吸い寄せられているかのようだった。私の手と足と胴体は真っ黒な腕によって拘束されているようだった。

気持ち悪い。吐きたい、吐きたい、吐きたい、吐き方が分からない。

苦しい。泣きたい、泣きたい、泣きたい、泣く体力が無い。

どうして、どこから、こんなことになった?